モニュメント「序章」

9月10日
午後2時50分39秒
電気演奏街:丹飛呂商店街にて。

けたたましいサイレンの音。
あっちだ、こっちだとせわしなく聞こえる叫び声。
街行く人々の不安げな表情。
宝石店の店主が、警察に向かって怒鳴りちらしている。
…強盗事件のようだ。

犯人は、今も逃走中。
特徴?それが、変わっていまして……
白いTシャツに、
黒いカバン。
あと、兎の被り物を被っていました。

犯人は、被り物を被って、視野が狭いはず。
だが、犯人は、重い宝石を抱えて、
路地裏を駆け回っている。
警察の包囲網を難なく突破。
一時間は走り回っているのに、息一つ、切らした様子がない。
刑事の一人、「花先 庄二」は、こうぼやく。
「化け物か…アイツは……」

同日
午後2時57分37秒
電気演奏街:コーポ 荘田
うるさいサイレンで、目を覚ました。
昨日、バイトが思ったより、遅くなり、クタクタに疲れていた。
カーテンを開けた。
その青年の名前は、「ジョセフ」。

フリーターの男だ。

後書き
調子に乗りまくり、書いてしまった←
多分、続く。